レンプクソウ(連福草)
白色の細く長い地下茎があり、それを横に伸ばして球茎をつくって増える。茎は、高さ8 〜 15 cmで細くてやわらかく、毛は無い。根出葉は長い葉柄があり、茎とほぼ同じ長さとなり、2回3出複葉で小葉は羽状に中裂し、裂片は鈍頭となる。茎につく葉は小さく、1対が対生し、短い葉柄があり羽状に3裂する。 花は小さく黄緑色、茎先に5花がほぼ無柄で頭状に集まり、径4 〜 6 mmになる。花序の中で頂部の花と側部の花は形が違い、頂部のものは萼が2裂、花冠が4裂、雄蕊が8個となり、側面の4花は萼が3裂、花冠が5-6裂、雄蕊が10、12個となる。花柱は3-5裂する。子房は中位で3-5室あり、各室に胚珠が1個下垂する。果実は1-5個の核果が集合し、種子には胚乳と小型の胚がある。