ミズタマソウ属

茎の高さは5 〜 18 cmと日本の同属の他種と比べ、草丈が低い。細く白い地下茎を伸ばして繁殖する。茎は直立して細く、単一か、ときに分枝し、無毛か細毛が散生する。葉は対生し、長さ1 〜 2 cmの葉柄があり、葉身は長さ1 〜 4 cm、幅7 〜 30 mmの三角状広卵形で、先端は鋭形、基部は浅心形で、多少毛があり、縁に波状の先がとがった鋸歯がある。茎先に長さ10 cmの総状花序をつけ、紅白色を帯びた花柄のある直径3 mmの小さい花をつける。萼裂片は紅色を帯び2個あり、長楕円状卵形。花弁は白色で2個あり、倒卵形で先端が2裂する。雄蕊は2個あり、花弁と互生し、花柱は1個で細いかぎ毛のある下位子房がある。果実は長倒卵形の堅果で、長さ2 〜 2.5 mmになり、かぎ状の刺毛が密生する。同属他種が2室2種子からなるが、本種は中に種子が1個入る。

多年生の草本で、細い地下茎を伸ばします。茎は立ち上がり、高さ20 〜 60 cmほどあります。下向きの細毛が生えています。葉は対生し、1 〜 4 cmの葉柄があり、葉身は長さ5 〜 13 cm、幅1.5 〜 4 cmほどです。葉の形は長卵形から卵状長楕円形で、縁には低い鋸歯があり、また細かい毛が生えています。 花期は8-9月で、花序は長さ15 cmほどで、総状花序をなします。花は白から淡い紅色をしています。花弁は2個で倒卵形で先端が浅く2つに裂けています。萼片は花弁の倍ほどの長さがあり、反り返ります。果実は広倒卵形で幅3 〜 4 mm、溝があり、その表面一面に鈎状の毛が生えています。

ウシタキソウ(牛滝草) ハート形の葉の縁には柔らかな鋸歯があり、ラテン語で "鋸歯 "と呼ばれる特徴的な形をしている。この葉は細長い茎に生え、日陰の湿った森林で育ち、日差しが差し込む樹冠の下で繁茂する。その生息環境は生長パターンに影響を与え、青々とした低地の群生につながり、見落とされがちだが、森の下層部のタペストリーに欠かせない。

森林の湿った場所に生息するcircaea lutetianaは、高さ70㎝ほどになる多年草です。葉は楕円形で、夏に小さな蝶のような形の花を茎にまばらに付けます。ドイツ語では、ギリシャ神話の魔女キルケ―のハーブの名でも呼ばれます。

（circaea canadensis）は国内では北海道～本州にかけて涼しい地方の落葉樹林に生息する多年草です。初夏から晩夏にかけてピンク色の花を咲かせます。ミズタマソウに似ていますが、（circaea canadensis）は茎と葉に毛が生えていません。

同属の他種と比べ、全体にやせ形をしています。地下に細長い根茎があるります。全草ほとんど無毛で、茎は直立し、高さは20 〜 50 cmになり、茎の節間の基部はややふくらんで紅色を帯びています。葉は対生し、紅色を帯びた葉柄があり、葉身は長さ3 〜 8 cmの長卵形から卵形で、先端は鋭尖形、基部は丸く、縁に低い波状の鋸歯があります。 茎先に分枝して総状花序をつけ、花柄のある小さい花を下向きにつけます。花序は長さ6 〜 10 cmになり、毛はありません。萼裂片は赤色で2個あります。花弁は白色から淡紅色で2個あり、先端が浅く3裂しています。雄しべは2個あり、花弁と互生します。花柱は1個でかぎ状の刺毛におおわれた下位子房があります。果実は長卵形の堅果で、直径2 〜 2.5 mmになり、溝はなく、かぎ状の刺毛が密生しています。中に種子が2個入っています。