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ラン科（蘭科）
学名: Orchidaceae
ラン科（蘭科）
学名: Orchidaceae
ラン科（蘭科）の植物
バンダ属
バンダ属は東南アジア原産の着生ランで、野生では木や岩の上で根を露出させて着生しています。日本ではあまり流通しておらず、洋ラン専門店や展覧会などで販売されていることがあります。上品な雰囲気の花だけでなく、生命力にあふれる根も観賞できるよう、通常は木枠やバスケットに吊るして根が露出した状態で販売されており、購入後もそのままの状態で栽培します。
セッコク属
セッコク属の植物は「デンドロビウム」と呼ばれ、アジア地域にわたり約1600種類ほどが自生しており、日本に自生しているセッコク（石斛）もこれに含まれます。日本で最も流通しているものはノビル系統と呼ばれる園芸品種で、鉢植えにして気軽に飾られることが多い花です。
コチョウラン属
コチョウラン属は観賞用に品種改良される多くの種を含み、シュンラン属（シンビジウム）と並んで人気のあるランのグループです。長く伸びる花茎に平たい花が連なるようすはエレガントで、特に白花のものは慶弔に鉢花が利用され最も需要があります。近縁のドリティス属などと属を超えた交配も行われています。
シンビジウム属
シンビジウム属は観賞用に品種改良される多くの種を含む、園芸用に最も人気のあるランのグループです。栽培の歴史もランとしては最も古く、中国には紀元前の記録が残されています。花は大きくて豪華なもの、小さくてかわいらしいものとさまざまで、姿も直立するもの、枝垂れるものと種によって異なります。ランとしては寒さに強く、室内で育てやすいものが多いのが特徴です。シンビジウムと呼ばれて親しまれる洋ランのほか、日本で古くから愛好される東洋ランと呼ばれるグループも含まれます。
