イソフジ
ネックレスポッド、イエローネックレスポッド、時にはシルバーブッシュとしても知られるソフォラ・トメントサは、マメ科の汎熱帯性低木または小高木である。高さは4~10フィートで、海岸沿いや湿地帯の近くによく生える。ネックレスポッドという通称は、黄色い花が発芽して種子になった後にできる、特徴的なひも状の種子のさやに由来する。ネックレスポッドはミツバチ、チョウ、そしてアメリカ大陸の一部ではハチドリにとっても蜜源植物である。フロリダの原生植物愛好家たちは、この植物を乾燥地造園に適した景観植物として推奨しているが、自然発生するのはフロリダ州中央部と南部の海岸沿いの郡のみで、近縁の品種はテキサス州やカリブ海に分布している。オーストラリアに生育するネクラレスポッドの品種は、沿岸部の生息地が伐採され、外来種に駆逐されたため、地域によっては絶滅危惧種とみなされている。スリランカでは、この植物はムードゥ・ムルンガとして知られている。食用にならないサヤは、ムルンガ(ドラムスティック)のサヤに似ている。特にアフリカでは、魚の毒、昆虫やクモの忌避剤などに使われてきた。