ヒメシャラ(姫沙羅)
垂直によく伸び、高さ15 m、胸高直径90 cmに達する。若木のうちは灰色の細かくざらついた樹皮であるが、成長するに従いこのような樹皮ははがれ、次第に赤褐色のごく薄い樹皮に変わる。この樹皮は細かい鱗状にはがれるが、全体としては明るい赤褐色のつるつるしたものに見え、森林内ではひときわ目立つものである。 葉は互生で短い柄があり、長さ5 〜 8 cm、葉身は楕円形から長楕円形、縁には低い鋸歯がある。葉は黄緑色で、全体に毛がある。葉腋から1つずつ、小さな白い花を咲かせる。秋には紅葉になり、10-11月に濃褐色の実ができて種子ができる。