ハマクマツヅラ
直立茎を1本以上生じる多年草で、茎は無毛またはわずかに剛毛が生えています。高さは40 cm以上になり、1 mを優に超えて成長することもあります。ざらざらした有毛の葉はやや披針形(ひしんけい:笹の葉のように、付け根のほうがやや幅広く先がとがった細長い形)で、縁は鋸歯状(きょしじょう:ぎざぎざがある)、葉身の長さは最大で10 cmです。花序は1〜11本の直立する穂状花序(すいじょうかじょ:主軸が長く伸び、それに柄のない花が穂状に並ぶ花序)で構成されており、穂状花序の先端は密で、下部にいくほどまばらになります。小さな管状の花は紫色の花冠をもち、幅は約5 mmです。