ウメガサソウ属

アメリカ大陸に広く自生する常緑多年草で、カナダの一部地域では絶滅の恐れが指摘されています。薬効があるとされており、アメリカ先住民は本種を治療に用いていました。夏に高い茎の上に丸い小さい花を付け、昆虫によって受粉します。

高さは10〜35 cm成長し、茎に沿って3〜4の反対のペアまたは渦巻き状に配置された常緑の光沢のある明るい緑の歯の葉を持っています。葉には、歯の端に細い毛がある浅い歯の縁があります。花は白またはピンクで、4〜8の小さな散形花序で一緒に生産されます。

地上茎は直立して高さは5 〜 10 cmになる。茎は単一かときに分枝する。葉は、ふつう2-3個が茎の節ごとに輪生状に集まってつき、各段の間には鱗片葉が互生してつく。葉は長さ2 〜 3.5 cm、幅5 〜 13 mmになる長楕円形または披針形で、先はとがり、縁にはとがった鋸歯があり、短い葉柄がある。茎先に花茎が伸び、花茎に点状の細毛があり、1-3個の卵状楕円形の苞がつく。花はふつう1個、まれに2個つき、はじめやや下向きにつくが、果実として熟すにつれ上向きになる。萼は5裂し、萼裂片は長さ6 〜 7 mmになる披針形で、先はややとがり、果時まで残る。花は白色で5個の花弁が離生し、径約1 cmの広鐘形になる。雄蕊は10個。子房は球形で花柱がなく、柱頭は平たい円形となる。果実は径6 〜 7 mmになる扁球状の蒴果で5室からなり、胞背裂開する。

Chimaphila menziesiiは、15 cmを超えない細長い赤みを帯びた茎を持つ短い花です。葉は槍の形をしており、革のように豊かな緑色で、明るい静脈と縁に沿って広く間隔をあけた小さな歯があります。茎の上の花序は、長い茎にぶら下がっている花を生成します。各花は白から濃いピンクで、厚い中心に花びらが広がっています。